職場で運命的な再会を

会社で働き始めた頃に、よく妄想しました。
疲れた時には、特に。
現実逃避ですね。

 

会議室にお茶を持って行くと、かなりな人数。
次のプロジェクトの為に、新人も呼ばれ、関連会社からもかなり人数が来ているようです。
いつもと違うメンバーの会議室に少し浮かれながら、お茶出しをする私。
その中に、見た事があるような人が。
まさか。
とたんに心臓が跳ね上がりました。
中学の時に好きだった彼です。
スーツが似合って、ますますいい男になってるじゃないですか。
お茶を出す手が震えてしまいました。
それに気付いて、ふと目を上げた彼と見つめ合いました。
ほんの2秒くらいでした。
でも、私には永遠にも感じる時間でした。
彼もあれ?という表情をして、少し微笑んでくれました。
たぶん、私は真っ赤な顔をしていたはずです。
何とか私も仕事を終えて、会議室を出ると自分の席に。
仕事が手につきません。

私の事、覚えていてくれたのかな?
会いたいと何処かでずっと思っていた彼。片思いだから、いつまでも綺麗なままの思い出。
願いはいつか叶うんだわ!
帰り際に声を掛けてくれるかもしれない、いいえ、私が掛けちゃおう!

 

会議室の扉を開けると、いつものおじさま達が会議をしています。
現実は厳しいです。